ここにも穴がありまして。

思ったことをつらつらと。大学院中退、短期間に離職繰り返した、潰瘍性大腸炎持ちです。

僕の大学院中退。

こんにちは。はじめましてという方ははじめまして。
お知り合いならいつもお世話になってます。
勢いでフォローを切ってしまったりした方は本当にごめんなさい。
あな子( @Inasaki_0726 )です。

今回、某所に無事内定し、大学院中退が決定的になったので書き起こしました。

僕は企業での研究を行い、それがきっかけで博士課程を志望し、他大学から進学しました(正直、天狗になっていた面もありました。猛省)。

その末の決断であり、その思いを下手なりにここへ残します。

※極一部フェイクを混ぜています。ご了承下さい。

・大学院休学に至るまで

◯先輩と指導教員から受けた悪態
ぶっちゃると「いじめ」にあってました。今となって思えることですけどね(笑…えない)

・実験器具のマニュアルがなかったので、簡易マニュアルを作成したところ「こんなのいらん。頭で覚えろ!」と怒号
・先輩が明らかに間違えてても「俺の言うとおりにしろ!」という怒号
・イベントの際の露骨な仲間外れ(当の先輩主導の際)
・深夜12時過ぎでの長時間に渡る叱咤
・先輩と指導教員のタッグで研究に必要な情報を隠蔽、解決するや長時間叱咤
・一対一での場で人格、趣味を完全否定

などなど、一部ですがこんなところです。

今更ですが、インパクトがあったのは「パチンコ趣味を棚にあげて音ゲー趣味を完全否定」でした(パチンコが趣味な方、ごめんなさい)。

上記のようなこともあり心が折れ、無気力でしたが、親しい先輩のアドバイスや同期のフォローもあり、研究室の異動を申し入れました。

しかし、研究室のボスがそれを良しとせず。言われたのは以下のものでした。

「ここでやっていけないなら、他でもやっていけない」

これはたまらないと、こちらもカウンセリングまで駆け寄り、相談の場を設けました。

しかし、指導教員は「反省してます」と棒読みでだんまり。ボスは指導教員を庇う一方。結局進展無し。

そして、翌日。指導教員は「ニヤニヤ」しながら「残念だったねぇ」と。

結局、研究室異動も失敗。その晩「ある」未遂まで至り、このままではまずいと思い逃亡。

それからは研究室には行ってませんし、「強引」に休学しました。

※この休学は、親しい先輩や同期のフォローがあってのものです。本当に感謝しております。

・大学院退学の決意まで

◯自分自身の反省点
やはり、先輩や指導教員との交流がうまく取れていなかったから……と今も考えることがあります。

研究室の調査も怠っていたことも(別研究室の友人からは怖い印象だったそうです)。

実際「ブラック研究室」って噂立ってた程ですからね(有機溶剤をドラフトなしで実験してたことも……)。

自分自身も甘い面があった。それは戒めなければならないです。

◯数ヵ月の無気力、自暴自棄
さて、大学院を休み初めてから数ヵ月は、最早無気力、自尊心も崩壊状態でした。

事実として、当時のツイッターの内容は相当病んでいたものであります。

過去のログを振り帰れば自分自身「うわぁ……」ってなることがあります。

正直あまり見たくない程です。

更に休んでる間、自分に対する嫌悪感も凄かったです。「ああすれば良かったんじゃないか」とか。今更ですけどね。

しかし、以下のようなこともあり、回復に向かうことができました。

◯友人の支え
僕がここまで回復できたのは、間違いなく友人の存在であります。

高校時代の友人とも飲みに行きましたし、お互いの現状を吐きあったりしました。

特に長い間付き合いのある友人が、長い非正規職を経て正社員になれたなど、吉報も聞くことができました。

大学の友人とも会いに行きました。

今のアカウントで相互の、同じ学科の友人がいるのですが、内定を得たようで、自分のことかのように嬉しかったです。

修論も無事に書き上げて。本当に嬉しいです。自分ができなかったからこそ、そう思えます。

◯アルバイトを復帰して、当時から続いていたマネージャーさんやパートさんからの一言
体調が上向きになった頃、学部時代お世話になっていたアルバイト先、接客業に再び、少しずつではありますが勤めました。

正直に状況を伝えました。でも、マネージャーさんはこう応えてくれました。

「よく戻ってきたね、嬉しい」
「また、声だし番長(声出しだけは得意でした)の復活だね」

パートさんからも、

「人生は長いんだから。大丈夫。アルバイトにも真剣に取り組めるあな子さんなら」

散々研究室で人格否定をされ続けたので、外部からのこの言葉には嬉しさしかありませんでした。

この経験から、自分は研究室でやっていけなかったけど、他でもやっていけない訳ではなかった。なら、別の所でまた頑張ればいい、と。

そう考えることができるようになりました。

◯退学の決意へ
これらのこともあり、僕は退学を決意しました。(この記事を作成中に)無事に内定も取れましたし。

勿論、研究に対する未練はあります。しかしながら、このままでは何も進展しません。何も変化しません。

だったら、自分から別の道に踏み出そう。一つの人生の舵取りとして。

「合わない環境は寿命を縮めるのです」

最近の有名な作品の言葉ですが、本当にその通りなのだと思います。

勿論、苦しい道になるとは思いますが、「人生なんとかなる」。そう思って今後の活動を行っていきたいと考えております。

・大学院を退学するということ

◯依然、既卒は厳しいけれども
大学院中退することというのは、やはり多くの方が言うとおり、「新卒」カードを失うことでもあります(僕の場合は自業自得な面もあります)。

けど一年たった今としては、上の通りどうにかなるものだと考えることができます。

よく「レール社会」なんて言われます。これから外れる勇気さえあればどうにでもなります。

(ただ、できることなら卒業はした方が良いと思います。やっぱり社会的信用なども踏まえてですね……!)

◯ピンチでもあり、チャンスでもある
このような状況は、ある意味でもピンチであり、チャンスであると考えています。

何もアクションを起こさなければピンチなのですが、行動を起こすことでチャンスに変えることができると。

実際休学初期の頃の自分は何も行動を起こせませんでした。だからこそ自分を追い込んでいったのだと思います。

しかし、アクション、僕の場合はアルバイトなどですね。これを起こしたことで様々な出会いがあり、研究室とはまた違ったものを学ぶことができました。

追い込まれたら、ゆっくりでいいので、回復してから行動すると変わってくると僕は思います。

・僕の経験から知って欲しいこと

◯ハラスメント、特に「モラル・ハラスメント」の脅威
モラル・ハラスメントというのはよく夫婦間で取り上げられたりしますので、以下の記事を参照して頂けると幸いです。

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しかし、これは夫婦間のみに限らず、研究室や、恐らく、会社内でも起こりえることです。

そして恐ろしいのは、まわりに理解されがたいことから、本人が追い詰められてしまうことです。

そして、逆に自分もやっている、やっていたかもしれない。また、自分もひょっとしたらやられているのかも、という意味でも一読しておくことをお勧めしたいです。

……自分への戒めとしても。

◯「本当に」親しい友人との繋がりの重要性
僕が荒れてるときでも、「真正面から」ぶつかって、「真っ正面から」支えてくれた友人の大切さを改めて実感しました。

友人と思ってた人に現状を冷たくあしらわれたこともあって尚更です。

喧嘩してもいいんです。喧嘩して関係が切れればそれまでの関係ですから。だからこそ、それでも向き合える友人は大切です。

なので、もしそのような友人がいるのでしたら、大切にして欲しいです。お互いの助けとなりますし、貴重なものですから。

そして僕としては、これからもその友人を大切にしたいです。本当に。

◯例え全く関連のない研究内容でも、楽しめる可能性がある。とにかく指導教員との相性が大事
元々を辿っていけば、僕がその研究分野に進んだのら「本来やりたかった研究」ではなかったものです。

しかし、学部時代はそれに楽しみを見出し、結果として大学院に進みました。

しかしながら、大学院ではその分野が嫌になりました。

人間関係というものは、非常に重要だと考えております。僕のように凡人であるなら、尚更のことです(勿論、そのことを気にせず突き進められる方もいます。そういった方は素晴らしいです)。

もしやりたい研究でなくても、何かがきっかけで好きになれたりするものです。その土台となる、指導教員との相性は重要です。

その為にも、研究室の調査は厳密に行うことをお勧めします。その辺りの話は「ブラック研究室」で調べれば把握しやすいと思います。

是非、これから理系に進学する方、もしくは理系に所属している方には知って欲しいです。

後書き、謝辞

学部時代、散々迷惑を掛けてしまった企業の方々には、今になっては頭が上がらない程です。

あの時の指導があってからこそ、今の自分があると考えております。

そして、一人でも僕の二の舞にならないよう祈っております。

最後に、この記事を書くに辺り、てりたま( @T_ritama )様の記事 私が休学を決めるまで - Tritamaブログ は大きな動機に繋がりました。

完全に病んでる状態だった当時、それでも変わりなく接してくれた友人、同期、親しかった先輩。そしてフォロワー様。

感謝してもしきれない程です。







そして。長いこの記事を読んで頂き、ありがとうございました。